Solaris 10 の概要

システム資源の機能拡張

Solaris 10 5/08 リリースでは、次のシステム資源機能と拡張機能が追加されました。

Solaris ゾーンとブランドゾーン

ゾーンを新しいマシンに移動する前にそのゾーン移行の評価実行を行うには、「実行なし」オプション -n を使用します。

-n オプションを指定して zoneadm detach サブコマンドを使用すると、実際にゾーンを切り離さずに実行中のゾーンでマニフェストを生成できます。移行元のシステムのゾーンの状態は変わりません。-n オプションを指定して zoneadm attach サブコマンドを使用すると、このマニフェストを読み取り、実際に接続を行わずに、移行先のマシンがゾーンのホストとして機能するための適正な構成を保持しているかどうかを確認できます。

詳細については、次を参照してください。

CPU キャップ

CPU キャップは、あるプロジェクトまたはゾーンで消費可能な CPU 資源の量に関する絶対的な細粒度の上限を提供します。CPU キャップは、zonecfg 資源として、およびプロジェクト全体やゾーン全体の資源制御として提供されます。

詳細については、次を参照してください。

projmod(1M) のオプション

プロジェクトデータベース内に定義された資源制御値をアクティブなプロジェクトに適用するには、projmod コマンドで -A オプションを指定します。prctl(1) で手動設定された値など、プロジェクトファイルに定義された値に一致しない既存の値は削除されます。