Solaris 10 の概要

BIND 9

BIND 9 は Solaris Express 8/04 で新しく追加されました。Solaris 10 3/05 リリースでは、BIND のバージョンは BIND version 9.2.4 にアップグレードされました。

BIND は、DNS のオープンソース実装です。BIND は、Internet Systems Consortium (ISC) によって開発されています。BIND を使用して、DNS クライアントやアプリケーションから、DNS サーバーに対して IPv4 ネットワークおよび IPv6 ネットワークに関する照会ができます。BIND には主な 2 つのコンポーネントが含まれます。スタブリゾルバ API の resolver(3resolv) と、各種 DNS ツールを備えた DNS ネームサーバーの 2 つです。()

BIND を使用して、DNS クライアントは IPv6 トランスポート経由で IPv6 DNS サーバーに接続できます。BIND は、IPv6 ネットワークに対する完全な DNS クライアントサーバーソリューションを提供します。

BIND 9.2.4 は、Internet Systems Consortium (ISC) が DNS ネームサーバーと関連ツールを設計し直したものです。Solaris 10 OS では、BIND version 9.2.4 のネームサーバーとツールが利用可能になっています。

BIND 8.x から BIND 9 への移行に関する情報は、『Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : DNS、NIS、LDAP 編)』に記載されています。BIND 9 に関するその他の情報やドキュメントも、ISC の Web サイト http://www.isc.org から入手できます。IPv6 サポートについては、『Solaris のシステム管理 (IP サービス)』を参照してください。