Solaris Express 8/04 で、SMB/CIFS クライアントにファイルサービスと印刷サービスを提供する Samba が version 3.0.4 にアップグレードされました。このバージョンにはいくつかのバグ修正が含まれています。以前の Solaris Express 3/04 で、Samba は version 3.0 に更新されていました。
Samba を利用すると、SMB/CIFS クライアントがファイルサービスと印刷サービスを相互に利用できます。Samba を使用して、サーバーのディスクとプリンタを次のような多くのネットワーククライアントが共有できます。
LAN Manager
Windows for Workgroups、Windows 95、98、および ME
Windows NT、2000、および XP
Linux
OS/2
SMB/CIFS サーバー上のファイル領域とプリンタには、2 つの UNIX クライアントからアクセスできます。まず、ftp コマンド風のクライアントからアクセスできます。また、仮想「/smb」ディレクトリを作成して、そこから SMB で共有されたディレクトリとプリンタにアクセスすることもできます。
Samba 3.0 では、印刷速度を向上させるために、SMB ファイルサーバーと SMB 印刷サーバーが更新されています。また、Samba 3.0 では次の機能が拡張されています。
Active Directory を統合してシングルサインオンを追加
国際文字セットをサポート
LDAP との統合
NT プライマリおよびバックアップドメインコントローラの置き換え (PDC および BDC)
詳細は、Samba のマニュアルページを参照してください。マニュアルページを検索するには、man -M /usr/sfw/man samba を実行します。また、http://www.oreilly.com/ の『Using Samba, 2nd Edition』も参照してください。