Solaris 10 の概要

x86: SunVTS 6.0

SunVTS は、Sun ハードウェアをテストおよび検証するための包括的な診断ツールであり、Sun プラットフォーム上の大部分のハードウェアコントローラおよびデバイスについて、その接続性と機能を検証します。

x86 システムの SunVTS サポートは、Solaris Express 8/04 リリースおよび Solaris 10 3/05 リリースで新しく追加されました。SunVTS 基盤といくつかのコア診断機能が、x86 プラットフォーム上で利用可能となりました。この x86 サポートは現在のところ、32 ビットオペレーティングシステムに対してのみとなっています。


注 –

Solaris 10 1/06 リリースは、SunVTS 6.1 をサポートします。「SunVTS 6.1」を参照してください。


x86 プラットフォーム上で SunVTS を使用するには、x86 版の SunVTS パッケージをインストールする必要があります。このソフトウェアパッケージは、SPARC 環境用のパッケージと同じ名前を使用しています。新しいパッケージ SUNWvtsr は、このリリースの SPARC パッケージと x86 パッケージの両方に対して提供されています。SUNWvtsr パッケージは、SunVTS フレームワーク構成ファイルをルートパーティションに格納します。x86 パッケージは、Solaris Software メディアの Solaris_10/ExtraValue/CoBundled/SunVTS_6.0 ディレクトリに格納されています。SPARC パッケージは、Solaris ソフトウェアメディアの Solaris_10/ExtraValue/CoBundled/SunVTS_6.0 ディレクトリに格納されています。

x86 システムのサポートの詳細については、次の Web サイトで利用可能な SunVTS のユーザーマニュアルを参照してください。http://docs.sun.com または http://www.sun.com/products-n-solutions/hardware/docs/