カーネルモジューラデバッガ (KMDB) は、MDB に基づくカーネルデバッガです。Solaris Express 8/04 で、既存のカーネルデバッガ (kadb) に代わって、KMDB が標準の Solaris カーネルデバッガとして採用されました。
KMDB は、モジューラデバッガ (MDB) に備わるすべてのパワーと柔軟性を、実際のカーネルデバッグ作業にもたらします。KMDB がサポートする機能は次のとおりです。
dcmds – デバッガコマンド
dmods – デバッガモジュール
カーネルタイプのデータへのアクセス
カーネル実行制御
検査
修正
KMDB の読み込みは、システムのブート時に行うことも、ブート後に行うこともできます。
詳細は、kmdb(1M) のマニュアルページを参照してください。『Solaris モジューラデバッガ』と『Solaris のシステム管理 (基本編)』も参照してください。