このシステム管理機能は、Solaris 10 6/06 リリースで新しく追加されました。
iSCSI MS/T (Multiple Session Target) サポート機能では、必要に応じて、ターゲットの iSCSI セッションまたはパスを複数作成することができます。iSCSI パスを追加すると、帯域幅が広くなり、特定の条件下での可用性が向上します。iSCSI MS/T サポート機能は、MPxIO やその他のマルチパス化ソフトウェアと併用することをお勧めします。
次に、新しい iscsiadm コマンドを示します。
iscsiadm modify initiator-node -c セッションの数
iscsiadm modify target-param -c セッションの数
iSCSI MS/T サポート機能を使用すると、帯域幅が広がり、ログインのリダイレクトをサポートする iSCSI 対応アレイを使用しているユーザーにとっての可用性が向上します。
詳細は、次の項目を参照してください。
iscsiadm(1M) のマニュアルページ
『Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)』
『Using iSCSI Multipathing in the Solaris 10 Operating System』 (http://www.sun.com/blueprints/1205/819-3730.pdf)
iSCSI RFC 3720 (http://www.ietf.org/rfc/rfc3720.txt?number=3720 )