このシステム管理機能は、Solaris 10 6/06 リリースで新しく追加されました。
共通エージェントコンテナ (Common Agent Container、CAC) は、Java 管理アプリケーションのコンテナを提供する、スタンドアロンの JavaTM プログラムです。CAC は、Java Management Extension (JMXTM) と Java Dynamic Management Kit (JDMK) に基づいて、管理機能用の管理基盤を提供します。SUNCacaort パッケージは、/usr/lib/cacao ディレクトリに CAC ソフトウェアをインストールします。通常、ユーザーや管理者が CAC を意識することはありません。
しかし、次の 2 通りのケースでは、管理者がコンテナデーモンとやり取りする必要が生じる可能性があります。
アプリケーションが CAC 用に予約されているネットワークポートの使用を試みた場合
証明書ストアが危殆化したため、CAC 証明書キーを再生成する場合
詳細は、『Solaris のシステム管理 (上級編)』の第 14 章「ソフトウェアの問題解決 (概要)」を参照してください。