Solaris 10 の概要

zoneadm コマンド用のブランド固有のハンドラ

zoneadm(1M) コマンドは、ブランドゾーンで特定の zoneadm オペレーションに対して妥当性検査を行う外部プログラムを呼び出すように変更されました。この検査は、指定した zoneadm サブコマンドが実行される前に行われます。ただし、ブランドの構成ファイル /usr/lib/brand/<brand_name>/config.xml で、zoneadm(1M) 用のブランド固有の外部ハンドラプログラムを指定するようにしてください。ブランドの構成ファイルで外部プログラムを指定するには、<verify_adm> タグを使用します。

新しい種類のブランドゾーンを導入し、zoneadm(1M) サブコマンド用のブランド固有のハンドラの一覧を表示するには、ブランドの config.xml ファイルに次の行を追加します。


<verify_adm><absolute path to external program> %z %* %*</verify_adm>

この行では、%z はゾーン名、最初の %*zoneadm サブコマンド、そして 2 番目の %* はサブコマンドの引数です。

この機能は、ブランドゾーンがすべての zoneadm(1M) オペレーションをサポートしていない可能性がある場合に役立ちます。ブランド固有のハンドラを使用すると、サポートされていない zoneadm コマンドが正規の手順で失敗するように設定できます。

指定したハンドラプログラムがすべての zoneadm(1M) サブコマンドを認識していることを確認してください。