このリリース以降、Solaris OS のインストール時に SolarisTM Trusted Extensions パッケージがインストールされます。ExtraValue ディレクトリはなくなりました。以前はこのディレクトリに Solaris Trusted Extensions パッケージが含まれていました。Solaris Trusted Extensions の機能は、サービス管理機能 (SMF) によって svc:/system/labeld:default サービスとして管理されます。このサービスは有効にする必要があります。サービスがオンライン状態になったら、システムをリブートして Solaris Trusted Extensions を有効にしてください。リブート後に追加の設定を行う必要があります。詳細は、『Solaris Trusted Extensions 構成ガイド』を参照してください。
Solaris 10 5/08 リリースには次の機能も含まれています。
DOI (Domain of Interpretation) を設定できます。詳細は、『Solaris Trusted Extensions 管理の手順』の「Trusted Extensions のネットワークセキュリティー属性」を参照してください。
NFSv3 プロトコルはマルチレベルのマウントをサポートします。詳細は、『Solaris Trusted Extensions 管理の手順』の「Trusted Extensions ソフトウェアと NFS のプロトコルバージョン」を参照してください。
ネームサービスキャッシュデーモン nscd の設定は、ラベル付きゾーンごとに個別に行えます。この構成がサポートする環境は、各ゾーンがそのゾーンのラベルで動作するサブネットワークに接続されており、そのサブネットワークにはそのラベル用の独自のネームサーバーがあります。
Solaris Trusted Extensions の詳細は、『Solaris Trusted Extensions 管理の手順』を参照してください。