この Solaris リリースは、Solaris iSCSI ターゲットソフトウェアにおける Internet Storage Name Service (iSNS) プロトコルのサポートを提供します。iSNS プロトコルによって、TCP/IP ネットワーク上での iSCSI デバイスの発見、管理、および設定を自動化できます。
Solaris の iSCSI ターゲットソフトウェアには、ネイティブの iSNS サーバーサポートが含まれていません。ただし、この Solaris 10 リリースでは、既存の iSNS サーバーにアクセスしてネットワーク内の iSCSI デバイスを自動的に発見する機能を追加できます。
iSNS サーバーを発見するように Solaris iSCSI ターゲットを設定したり、iSNS 発見機能を有効化または無効化したりするには、iscsitadm コマンドを使用します。ホスト名か IP アドレスを使用して iSNS サーバーを指定します。
詳細は、iscsitadm(1M) のマニュアルページおよび『Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)』の第 14 章「Solaris iSCSI ターゲットおよびイニシエータの構成 (手順)」を参照してください。