Solaris 10 5/08 リリースでは、次のネットワーク機能と拡張機能が追加されました。
ソケット直接プロトコル (SDP) は、InfiniBand トランスポートフレームワーク (IBTF) の上位層にあたるトランスポートプロトコルです。SDP は、Infiniband Architecture Specification Vol1 の Annex 4 に基づく標準実装です。 SDP は信頼性の高いバイトストリームのフロー制御された双方向データ伝送機能を提供し、TCP に非常によく似ています。
詳細は、sdp(7D) のマニュアルページを参照してください。
このリリース以降、inetd によって管理されるサービスのバックログキューサイズを設定するためのチューニング可能プロパティーが導入されています。この機能によって、キューサイズの変更を可能にする connection_backlog という名前の SMF プロパティーが inetd に追加されます。connection_backlog キューサイズのデフォルト値は 10 です。connection_backlog プロパティーは inetadm コマンドを使用して変更できます。次に例を示します。
プロパティーを一覧表示するには、次のように入力します。
#inetadm -l fmri/pattern |
特定のサービスの値を変更するには、次のように入力します。
#inetadm -m fmri/pattern conection_backlog=new value |
値をグローバルに変更するには、次のように入力します。
#inetadm -M connection_backlog=newvalue |
詳細は、inetadm(1m) のマニュアルページを参照してください。