この印刷機能によって、Solaris 印刷システムは印刷システムデータベース内で localhost をローカルホストとして認識および使用できます。以前のリリースでは、印刷ホスト名の生成時には常に /bin/hostname が使用されていました。印刷システムは、この名前が一定に保たれることを前提にしていました。localhost を現在のシステムの名前として使用できることにより、プリンタサーバーはシステムのホスト名にかかわらず同じ印刷ホスト名を維持できます。
この変更はローカル印刷待ち行列の設定にのみ適用されます。
この機能をサポートするため、lpadmin コマンドおよび Solaris 印刷マネージャーのグラフィカルユーザーインタフェース (GUI) が次のように変更されています。
lpadmin コマンドで、ローカル印刷待ち行列の作成時に -s オプションを使用します。
印刷サーバー内に指定されるホスト名として localhost を使用するには、次に示すように、印刷ホスト名を localhost に設定します。
# lpadmin -p <new-print-queue> -s localhost -v <device> |
次に例を示します。
# lpadmin -p foo -s localhost -v /dev/term/a |
lpadmin コマンドのデフォルト動作は変更されていません。
Solaris 印刷マネージャーに、「印刷サーバーとして localhost を使用」というツール属性チェックボックスが追加されました。localhost 属性はデフォルトで選択されています。localhost 属性の選択を解除するには、そのボックスのチェックを外します。このボックスのチェックを外すと、この属性で以前に選択されていた動作が選択されます。
詳細については、次を参照してください。
printmgr(1M) のマニュアルページ
lpadmin(1M) のマニュアルページ