Solaris 10 の概要

テープ自己識別

テープ自己識別機能は、テープドライブから提供されるパラメータに基づいてテープを自動設定します。テープドライブの設定データはこれまで、ユーザーが編集可能な設定ファイル、組み込み設定テーブル、またはデフォルト値によって静的に提供されていました。テープ自己識別機能はいくつかの SCSI コマンドを使って、必要なパラメータのクエリーをテープドライブに対して直接行います。st ドライバがパラメータを取得すると、テープドライブはそれらのパラメータを Solaris OS 上で使用します。

従来のファイルベースの設定に対するテープ自己識別の利点は、次のとおりです。