この機能は、Software Express パイロットプログラムと Solaris 9 12/03 で新しく追加されました。この機能は、Solaris 10 3/05 に組み込まれています。
IKE が、IPv4 ネットワークに加え、IPv6 ネットワーク上でも動作するようになりました。IPv6 実装に固有のキーワードについては、ifconfig(1m) および ike.config(4) のマニュアルページを参照してください。
Sun Crypto Accelerator 4000 ボードがマシンに搭載されている場合、IKE は大量の計算を必要とする処理をそのボードを使って負荷分散できるため、オペレーティングシステムはほかのタスクに資源を振り向けることができます。また、IKE は、公開鍵、非公開鍵、および公開証明書をそのボード上に格納することもできます。独立したハードウェア上に鍵を格納すれば、さらにセキュリティーが向上します。
詳細は、ikecert(1M) のマニュアルページを参照してください。
また、『Solaris のシステム管理 (IP サービス)』の次の章と節も参照してください。
「IP セキュリティアーキテクチャ (概要)」
「インターネットキー交換 (概要)」
「IKE とハードウェアストレージ」
「IKE の設定 (手順)」
「接続したハードウェアを検出するように IKE を設定する」