この機能は、Software Express パイロットプログラムで新しく追加されました。この機能は、Solaris 10 3/05 に組み込まれています。
Solaris ソフトウェアの FTP クライアントの機能が変更されています。デフォルトでは、Solaris FTP サーバーに接続されている Solaris FTP クライアントで ls コマンドを実行すると、ディレクトリとプレーンファイルの一覧が表示されます。その FTP サーバーが Solaris オペレーティングシステムで動作していない場合は、ディレクトリの一覧が表示されないことがあります。
Solaris 以外の FTP サーバーに接続しているときでも、Solaris のデフォルトの動作が行われるようにするには、各 Solaris クライアントの /etc/default/ftp ファイルを編集します。ユーザーごとに変更を適用する場合は、FTP_LS_SENDS_NLST 環境変数を設定できます。
詳細は、ftp(4) のマニュアルページを参照してください。
このリリースでは、FTP クライアントとサーバーは Kerberos をサポートするようになりました。詳細は、ftp(4) のマニュアルページおよび『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「Kerberos ユーザーコマンド」を参照してください。