日本語環境ユーザーズガイド

Windows で利用しているユーザー定義文字を移行する方法

Procedure$HOME にコピーして使用する場合

  1. $HOME に EUDC.TTEeudc.ttf という名前でコピーします。


    sun% mkdir $HOME/.fonts
    sun% cp EUDC.TTE $HOME/.fonts/eudc.ttf
     
    

    eudc.ttf というファイル名を変更することもできますが、拡張子は .ttf でないと認識されません。

  2. fonts.dir を作成し、fc-cache を更新します。


    sun% cd $HOME/.fonts
    sun% cat /usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TT/fonts.scale.udc > fonts.dir
    sun% fc-cache -f
     
    

    eudc.ttf 以外の名前を使用したときは fonts.dir を編集してください。

  3. フォントパスに追加します。


    sun% /usr/openwin/bin/xset fp+ $HOME/.fonts
     
    

    またユーザの設定ファイル $HOME/.OWfontpath にも追加しておきます。


    sun% echo $HOME/.fonts > $HOME/.OWfontpath
     
    

    以上で Windows で作成されたユーザー定義文字が CDE アプリケーション上で使用可能です。

Procedureシステムにインストールして使用する場合

  1. システムに eudc.ttf という名前でコピーします。


    sun# cp EUDC.TTE /usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TT/eudc.ttf
     
    

    eudc.ttf というファイル名を変更することもできますが、拡張子は .ttf でないと認識されません。

  2. fonts.dirfc-cache を更新します。


    sun# cd /usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TT
    sun# grep '^eudc' fonts.scale.udc >> fonts.dir 
    sun# fc-cache -f
    

    eudc.ttf 以外の名前を使用したときは fonts.dir を編集してください。

Procedureユーザー定義文字を含むテキストファイルの印刷方法

  1. mp コマンドを利用してユーザー定義文字を含むテキストファイルを印刷できます。ja_JP.UTF-8 ロケール以外の日本語ロケールで使用する場合は、


    sun% mp -M
     
    

    のように -M オプションを指定します。

    なお、eudc.ttf 以外のファイル名を使用した場合は /usr/lib/lp/locale/<locale>/mp/mp.confeudc.ttf を変更します。また、システムにインストールした場合もこのファイルの FontNameAlias sunudcjaR の項を /usr/openwin のものと入れ替えます。