ja、ja_JP.eucJP、ja_JP.PCK ロケール上では、デフォルトで mp(1) はユーザー定義文字、JIS X 0212、IBM 選定拡張文字、JIS X 0208 13 区の NEC 特殊文字などの印刷をサポートしていません。これらの文字を印刷する場合は '-M' を指定するか、jpostprint(1) を使用してください (ユーザー定義文字を含む場合は jpostprint(1) を使用してください)。
ja、ja_JP.PCK または ja_JP.UTF-8 ロケールでは、次の機能がサポートされていません。
SUNWale パッケージの mailx、talk、in.comsat
kanji コマンド (ja_JP.UTF-8 ロケールのみサポートされない)
/usr/xpg4/bin と /usr/bin の両方に存在するコマンドは、ja_JP.PCK ロケールおよび ja_JP.UTF-8 ロケールでは /usr/bin のコマンドがサポートされません。したがって、/usr/bin よりも前に /usr/xpg4/bin のパスを加えてください。
ja_JP.PCK ロケールでは PCK を直接扱うことができますが、DOS のテキストファイルと UNIX のテキストファイルの違いは残ります。たとえば、DOS からテキストファイルを PCFS でマウントして持ってくる場合は dos2unix -ascii、DOS へ持っていく場合は unix2dos -ascii がそれぞれ必要になります。詳細は、 pcfs(7)、dos2unix(1)、unix2dos(1) の各マニュアルページを参照してください。
日本語 Solaris 1.x の 4.x バイナリ互換パッケージは ja ロケールのみでサポートされます。
日本語 Solaris 1.x をサポートするために提供された BCP 用のライブラリは、 /usr/4lib/locale/ja の下にあります。このため、BCP アプリケーションを実行するには、以下のように設定してから実行する必要があります。
# cd /usr/4lib # ln -s locale/ja/* . |
なお、システムのデフォルトロケールとして日本語ロケールを選択した場合は、この設定が自動的に実行されます。
システムのデフォルトロケールとして韓国語などのアジア言語を選択した場合は、選択したアジア言語用の設定が実行されるので、これらのライブラリ (韓国語の場合は locale/ko にシンボリックリンクを張っているライブラリ) を削除してから、上記の設定を行なってください。