Solaris ボリュームマネージャの管理

Procedure状態データベースの複製を削除するには

Solaris ボリュームマネージャ構成を保守するために、状態データベースの複製を削除しなければならない場合があります。たとえば、ディスクドライブを交換する場合、ドライブを取り外す前に、状態データベースの複製を削除します。そうしないと、Solaris ボリュームマネージャからエラーが報告されます。

  1. スーパーユーザーになります。

  2. 次のどちらかの方法で状態データベースの複製を削除します。

    • Solaris 管理コンソール内の「拡張ストレージ」から「状態データベースの複製 (State Database Replicas)」ノードを開いて、存在するすべての状態データベースの複製の状態を表示します。次に、削除する複製を選択してから「編集 (Edit)」、「削除 (Delete)」の順に選択して複製を削除します。詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

    • 次の形式の metadb コマンドを実行します。


      # metadb -d -f ctds-of-slice
      
      -d

      状態データベースの複製の削除を指定します。

      -f

      複製が存在しなくても、強制的に操作を実行することを指定します。

      ctds-of-slice

      複製が格納されているコンポーネント名を指定します。

      削除したい状態データベースの複製が格納されているすべてのスライスを指定する必要があります。詳細は、metadb(1M) のマニュアルページを参照してください。


例 7–5 状態データベースの複製を削除する


# metadb -d -f c0t0d0s7

この例では、スライスから最後の複製を削除します。

システム上にある最後の複製を強制的に削除するには、-f オプションを指定する必要があります。