Solaris ボリュームマネージャの管理

Procedureホットスペア集合からホットスペアを削除するには

  1. スーパーユーザーになります。

  2. 次のどちらかの方法で、ホットスペアがすでに使用されているかどうかを確認します。

    • Solaris 管理コンソール内の「拡張ストレージ」から「ホットスペアプール (Spare Pools)」ノードを開き、ホットスペア集合を選択します。「アクション (Action)」、「プロパティ (Properties)」の順に選択します。さらに「ホットスペア (Hot Spares)」パネルを選択します。画面の指示に従います。詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

    • 次の形式の metastat コマンドを使って、ホットスペア集合の状態を表示します。


      # metastat hot-spare-pool-name
      

      詳細は、metastat(1M) のマニュアルページを参照してください。

  3. 次のどちらかの方法でホットスペアを削除します。

    • Solaris 管理コンソール内の「拡張ストレージ」から「ホットスペアプール (Spare Pools)」ノードを開き、ホットスペア集合を選択します。「アクション (Action)」、「プロパティ (Properties)」の順に選択します。さらに「ホットスペア (Hot Spares)」パネルを選択します。画面の指示に従います。詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

    • 次の形式の metahs コマンドを使用します。


      # metahs -d hot-spare-pool-name current-hot-spare
      
      -d

      特定のホットスペア集合からホットスペアを削除することを指定します。

      hot-spare-pool

      ホットスペア集合の名前を指定します。特殊なキーワード all を使用して、すべてのホットスペア集合からホットスペアを削除することもできます。

      current-hot-spare

      削除する現在のホットスペアの名前を指定します。

      詳細については、metahs(1M)のマニュアルページを参照してください。


例 17–11 1 つのホットスペア集合からホットスペアを削除する

次の例では、metastat コマンドを使って、ホットスペアが使用中でないことを確認します。次に、metahs -d コマンドを使用して、ホットスペア集合 hsp003 からホットスペア /dev/dsk/c0t2d0s2 を削除します。


# metastat hsp003
hsp003: 1 hot spare
        c0t2d0s2                Broken       5600 blocks
# metahs -d hsp003 c0t2d0s2