Solaris ボリュームマネージャの管理

第 17 章 ホットスペア集合 (作業)

この章では、Solaris ボリュームマネージャのホットスペアとホットスペア集合の使用方法について説明します。関連する概念については、第 16 章「ホットスペア集合 (概要)」を参照してください。

ホットスペア集合 (作業マップ)

次の表に、Solaris ボリュームマネージャのホットスペアを管理するために必要な作業を示します。

作業 

説明 

参照先 

ホットスペア集合を作成する 

Solaris ボリュームマネージャの GUI か metainit コマンドを使ってホットスペア集合を作成します。

「ホットスペア集合を作成するには」

ホットスペア集合にスライスを追加する 

Solaris ボリュームマネージャの GUI か metahs コマンドを使って、ホットスペア集合にスライスを追加します。

「ホットスペア集合にホットスペアを追加するには」

ホットスペア集合とボリュームを対応付ける 

Solaris ボリュームマネージャの GUI か metaparam コマンドを使って、ホットスペア集合とボリュームを対応付けます。

「ホットスペア集合とボリュームを対応付けるには」

ホットスペア集合とボリュームの対応付けを変更する 

Solaris ボリュームマネージャの GUI か metaparam コマンドを使ってホットスペア集合とボリュームの対応付けを変更します。

「ホットスペア集合の対応付けを変更するには」

ホットスペアとホットスペア集合の状態をチェックする 

Solaris ボリュームマネージャの GUI か、metastat コマンドまたは metahs -i コマンドを使って、ホットスペアやホットスペア集合の状態をチェックします。

「ホットスペア集合とホットスペアの状態を確認するには」

ホットスペア集合内のホットスペアを交換する 

Solaris ボリュームマネージャの GUI か metahs コマンドを使ってホットスペア集合内のホットスペアを交換します。

「ホットスペア集合内のホットスペアを置き換えるには」

ホットスペア集合からホットスペアを削除する 

Solaris ボリュームマネージャの GUI か metahs コマンドを使ってホットスペア集合からホットスペアを削除します。

「ホットスペア集合からホットスペアを削除するには」

ホットスペアを有効にする 

Solaris ボリュームマネージャの GUI か metahs コマンドを使ってホットスペア集合内のホットスペアを有効にします。

「ホットスペアを有効にするには」

ホットスペア集合の作成

Procedureホットスペア集合を作成するには


注意 – 注意 –

32 ビットカーネルの Solaris ソフトウェアを実行する予定がある場合、または Solaris 9 4/03 リリースより前のバージョンの Solaris OS を使用する予定がある場合は、1T バイトを超えるボリュームまたはホットスペアを作成しないでください。Solaris ボリュームマネージャのマルチテラバイトボリュームサポートの詳細については、「Solaris ボリュームマネージャにおけるマルチテラバイトサポートの概要」を参照してください。



注意 – 注意 –

作成するホットスペアの大きさが十分であるかどうかを示すメッセージは出力されません。ホットスペアのサイズが、対応付けられているボリュームのサイズ以上でないと、ホットスペアは使用されません。


始める前に

「Solaris ボリュームマネージャコンポーネントを作成するための前提条件」を確認します。

  1. スーパーユーザーになります。

  2. 次のどちらかの方法でホットスペア集合を作成します。

    • Solaris 管理コンソール内の「拡張ストレージ」から「ホットスペアプール (Hot Spare Pools)」ノードを開きます。次に、「アクション (Action)」、「ホットスペアプールの作成 (Create Hot Spare Pool)」の順に選択します。詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

    • 次の形式の metainit コマンドを使用します。


      # metainit hot-spare-pool-name ctds-for-slice
      
      hot-spare-pool-name

      ホットスペア集合の名前を指定します。

      ctds-for-slice

      ホットスペア集合に追加するスライスを指定します。ホットスペア集合に追加するスライスごとにこのオプションを繰り返します。

      詳細は、metainit(1M) のマニュアルページを参照してください。


    注 –

    ホットスペア集合の作成には、metahs コマンドを使用することもできます。



例 17–1 ホットスペア集合の作成


# metainit hsp001 c2t2d0s2 c3t2d0s2
hsp001: Hotspare pool is setup

この例では、ホットスペア集合 hsp001 にホットスペアとして 2 つのディスクを割り当てます。ホットスペア集合が設定されたことを示すメッセージが出力されます。


参照

ホットスペア集合にホットスペアを追加する方法については、「ホットスペア集合にホットスペアを追加するには」を参照してください。ホットスペア集合を作成したら、それをサブミラーまたは RAID-5 ボリュームと対応付ける必要があります。「ホットスペア集合とボリュームを対応付けるには」を参照してください。

Procedureホットスペア集合にホットスペアを追加するには

始める前に

「Solaris ボリュームマネージャコンポーネントを作成するための前提条件」を確認します。

  1. スーパーユーザーになります。

  2. 次のどちらかの方法で既存のホットスペア集合にホットスペアを追加します。

    • Solaris 管理コンソール内の「拡張ストレージ」から「ホットスペアプール (Hot Spare Pools)」ノードを開きます。変更するホットスペア集合を選択します。「アクション (Action)」、「プロパティ (Properties)」の順に選択します。さらに「ホットスペア (Hot Spares)」パネルを選択します。詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

    • 次のどちらかの形式の metahs コマンドを使用します。


      # metahs -a hot-spare-pool-name slice-to-add
      

      # metahs -a -all hot-spare-pool-name slice-to-add
      
      -a hot-spare-pool-name

      特定のホットスペア集合にスライスを追加することを指定します。

      -a all

      すべてのホットスペア集合にスライスを追加することを指定します。

      slice-to-add

      ホットスペア集合に追加するスライスを指定します。

      詳細は、metahs(1M) のマニュアルページを参照してください。


    注 –

    同じホットスペアを複数のホットスペア集合に追加することができます。ホットスペアをホットスペア集合に追加すると、ホットスペア集合のスライスリストの最後にそのホットスペアが追加されます。



例 17–2 ホットスペアスライスを 1 つのホットスペア集合に追加する

この例では、-a オプションを使ってスライス /dev/dsk/c3t0d0s2 をホットスペア集合 hsp001 に追加します。スライスがホットスペア集合に追加されたことを示すメッセージが表示されます。


# metahs -a hsp001 /dev/dsk/c3t0d0s2
hsp001: Hotspare is added


例 17–3 ホットスペアスライスをすべてのホットスペア集合に追加する

この例では、- a オプションを all と組み合わせて使用し、システム上のすべてのホットスペア集合にスライス /dev/dsk/c3t0d0s2 を追加します。スライスがすべてのホットスペア集合に追加されたことを示すメッセージが表示されます。


# metahs -a -all /dev/dsk/c3t0d0s2
hsp001: Hotspare is added
hsp002: Hotspare is added
hsp003: Hotspare is added

ホットスペア集合とボリュームの対応付け

Procedureホットスペア集合とボリュームを対応付けるには

始める前に

「Solaris ボリュームマネージャコンポーネントを作成するための前提条件」を確認します。

  1. スーパーユーザーになります。

  2. 次のどちらかの方法でホットスペア集合と RAID-5 ボリュームまたはサブミラーを対応付けます。

    • Solaris 管理コンソール内の「拡張ストレージ」から「ボリューム (Volumes)」を開き、ボリュームを選択します。「アクション (Action)」、「プロパティ (Properties)」の順に選択します。さらに「ホットスペアプール (Hot Spare Pool)」パネルを選択します。最後に「HSP の接続 (Attach HSP)」を選択します。詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

    • 次の形式の metaparam コマンドを使用します。


      # metaparam -h hot-spare-pool component
      
      -h

      特定のホットスペア集合を変更することを指定します。

      hot-spare-pool

      ホットスペア集合の名前を指定します。

      component

      ホットスペア集合に対応付けるサブミラーまたは RAID-5 ボリュームの名前を指定します。

      詳細は、metaparam(1M) のマニュアルページを参照してください。


例 17–4 ホットスペア集合とサブミラーを対応付ける

次の例では、-h オプションを使ってホットスペア集合 hsp100 をミラー d0 の 2 つのサブミラー d10d11 に対応付けます。metastat コマンドを実行して、ホットスペア集合と 2 つのサブミラーが対応付けられていることを確認します。


# metaparam -h hsp100 d10
# metaparam -h hsp100 d11
# metastat d0
d0: Mirror
    Submirror 0: d10
      State: Okay        
    Submirror 1: d11
      State: Okay        
...
 
d10: Submirror of d0
    State: Okay        
    Hot spare pool: hsp100
...
 
 
d11: Submirror of d0
    State: Okay        
    Hot spare pool: hsp100
...


例 17–5 ホットスペア集合と RAID-5 ボリュームを対応付ける

次の例では、-h オプションを使ってホットスペア hsp001 と RAID-5 ボリュームd10 を対応付けます。metastat コマンドを実行して、ホットスペア集合と RAID-5 ボリュームが対応付けられていることを確認します。


# metaparam -h hsp001 d10
# metastat d10
d10: RAID
    State: Okay        
    Hot spare pool: hsp001
...

Procedureホットスペア集合の対応付けを変更するには

始める前に

「Solaris ボリュームマネージャコンポーネントを作成するための前提条件」を確認します。

  1. スーパーユーザーになります。

  2. 次のどちらかの方法でホットスペア集合とボリュームの対応付けを変更します。

    • Solaris 管理コンソール内の「拡張ストレージ」から「ボリューム (Volumes)」ノードを開き、ボリュームを選択します。「アクション (Action)」、「プロパティ (Properties)」の順に選択します。さらに「ホットスペアプール (Hot Spare Pool)」パネルを選択します。画面の指示に従って不要なホットスペア集合を切り離してから、新しいホットスペア集合を接続します。詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

    • 次の形式の metaparam コマンドを使用します。


      # metaparam -h hot-spare-pool-name RAID5-volume-or-submirror-name
      
      -h

      ホットスペア集合の対応付けを変更することを意味します。

      hot-spare-pool

      新しいホットスペア集合の名前を指定します。ホットスペア集合の対応付けを削除する場合は、特別なキーワード none を指定します。

      component

      ホットスペア集合に対応付けるサブミラーまたは RAID-5 ボリュームの名前を指定します。

      詳細は、metaparam(1M) のマニュアルページを参照してください。


例 17–6 ホットスペア集合の対応付けを変更する

次の例では、ホットスペア集合 hsp001 と RAID-5 ボリューム d4 がすでに対応付けられているものとします。ボリュームに対応するホットスペア集合を hsp002 に変更します。metastat コマンドを実行して、ホットスペア集合の対応付けが削除されていることを確認します。


# metastat d4
d4: RAID
    State: Okay        
    Hot spare pool: hsp001
...
# metaparam -h hsp002 d4
# metastat d4
d4: RAID
    State: Okay        
    Hot spare pool: hsp002
...


例 17–7 ボリュームとホットスペア集合の対応付けを削除する

次の例では、ホットスペア集合 hsp001 と RAID-5 ボリューム d4 がすでに対応付けられているものとします。ホットスペア集合の対応付けを none に変更します。これによって、このボリュームは、ホットスペア集合がまったく対応付けられていない状態になります。metastat コマンドを実行して、ホットスペア集合の対応付けが削除されていることを確認します。


# metastat d4
d4: RAID
    State: Okay        
    Hot spare pool: hsp001
...
# metaparam -h none d4
# metastat d4
d4: RAID
    State: Okay        
    Hot spare pool:
...

ホットスペア集合の保守

以下の各節では、ホットスペア集合の保守作業を実行する方法を説明します。

Procedureホットスペア集合とホットスペアの状態を確認するには

    次のどちらかの方法でホットスペア集合とそのホットスペアの状態を表示します。

    • Solaris 管理コンソール内の「拡張ストレージ」から「ホットスペアプール (Spare Pools)」ノードを開き、ホットスペア集合を選択します。「アクション (Action)」、「プロパティ (Properties)」の順に選択して、詳細な状態情報を表示します。詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

    • 次の形式の metastat コマンドを実行します。


      # metastat hot-spare-pool-name
      

例 17–8 ホットスペア集合の状態を表示する

次に、ホットスペア集合に対する metastat コマンドの出力例を示します。


# metastat hsp001
hsp001: 1 hot spare
        c1t3d0s2                Available       16800 blocks

ホットスペア集合の状態を確認するには、metahs コマンドを使用することもできます。

ホットスペア集合の状態と考えられる処置については、 「ホットスペア集合の状態」を参照してください。


Procedureホットスペア集合内のホットスペアを置き換えるには

  1. スーパーユーザーになります。

  2. 次のどちらかの方法で、ホットスペアがすでに使用されているかどうかを確認します。

    • Solaris 管理コンソール内の「拡張ストレージ」から「ホットスペアプール (Spare Pools)」ノードを開き、ホットスペア集合を選択します。「アクション (Action)」、「プロパティ (Properties)」の順に選択します。さらに「ホットスペア (Hot Spares)」パネルを選択します。画面の指示に従います。詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

    • 次の形式の metastat コマンドを使って、ホットスペア集合の状態を表示します。


      # metastat hot-spare-pool-name
      

      詳細は、metastat(1M) のマニュアルページを参照してください。

  3. 次のどちらかの方法でホットスペアを置き換えます。

    • Solaris 管理コンソール内の「拡張ストレージ」から「ホットスペアプール (Spare Pools)」ノードを開き、ホットスペア集合を選択します。「アクション (Action)」、「プロパティ (Properties)」の順に選択します。さらに「ホットスペア (Hot Spares)」パネルを選択します。画面の指示に従います。詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

    • 次の形式の metahs コマンドを使用します。


      # metahs -r hot-spare-pool-name current-hot-spare replacement-hot-spare
      
      -r

      特定のホットスペア集合のディスクを交換することを意味します。

      hot-spare-pool-name

      ホットスペア集合の名前を指定します。特殊なキーワード all を使って、すべてのホットスペア集合の対応付けを変更することもできます。

      current-hot-spare

      置き換えの対象となる現在のホットスペアの名前を指定します。

      replacement-hot-spare

      特定のホットスペア集合に含まれる現在のホットスペアと置き換えるスライスの名前を指定します。

      詳細については、metahs(1M)のマニュアルページを参照してください。


例 17–9 1 つのホットスペア集合内のホットスペアを置き換える

次の例では、metastat コマンドを使って、ホットスペアが使用中でないことを確認します。metahs -r コマンドは、ホットスペア集合 hsp003 の ホットスペア /dev/dsk/c0t2d0s2 /dev/dsk/c3t1d0s2 で置き換えます。


# metastat hsp003
hsp003: 1 hot spare
        c0t2d0s2                Broken       5600 blocks
# metahs -r hsp003 c0t2d0s2 c3t1d0s2
hsp003: Hotspare c0t2d0s2 is replaced with c3t1d0s2


例 17–10 対応付けられているすべてのホットスペア集合内のホットスペアを置き換える

次の例では、キーワード all を使って、対応付けられているすべてのホットスペア集合のホットスペア /dev/dsk/c1t0d0s2/dev/dsk/c3t1d0s2 で置き換えます。


# metahs -r all c1t0d0s2 c3t1d0s2
hsp001: Hotspare c1t0d0s2 is replaced with c3t1d0s2
hsp002: Hotspare c1t0d0s2 is replaced with c3t1d0s2
hsp003: Hotspare c1t0d0s2 is replaced with c3t1d0s2

Procedureホットスペア集合からホットスペアを削除するには

  1. スーパーユーザーになります。

  2. 次のどちらかの方法で、ホットスペアがすでに使用されているかどうかを確認します。

    • Solaris 管理コンソール内の「拡張ストレージ」から「ホットスペアプール (Spare Pools)」ノードを開き、ホットスペア集合を選択します。「アクション (Action)」、「プロパティ (Properties)」の順に選択します。さらに「ホットスペア (Hot Spares)」パネルを選択します。画面の指示に従います。詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

    • 次の形式の metastat コマンドを使って、ホットスペア集合の状態を表示します。


      # metastat hot-spare-pool-name
      

      詳細は、metastat(1M) のマニュアルページを参照してください。

  3. 次のどちらかの方法でホットスペアを削除します。

    • Solaris 管理コンソール内の「拡張ストレージ」から「ホットスペアプール (Spare Pools)」ノードを開き、ホットスペア集合を選択します。「アクション (Action)」、「プロパティ (Properties)」の順に選択します。さらに「ホットスペア (Hot Spares)」パネルを選択します。画面の指示に従います。詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

    • 次の形式の metahs コマンドを使用します。


      # metahs -d hot-spare-pool-name current-hot-spare
      
      -d

      特定のホットスペア集合からホットスペアを削除することを指定します。

      hot-spare-pool

      ホットスペア集合の名前を指定します。特殊なキーワード all を使用して、すべてのホットスペア集合からホットスペアを削除することもできます。

      current-hot-spare

      削除する現在のホットスペアの名前を指定します。

      詳細については、metahs(1M)のマニュアルページを参照してください。


例 17–11 1 つのホットスペア集合からホットスペアを削除する

次の例では、metastat コマンドを使って、ホットスペアが使用中でないことを確認します。次に、metahs -d コマンドを使用して、ホットスペア集合 hsp003 からホットスペア /dev/dsk/c0t2d0s2 を削除します。


# metastat hsp003
hsp003: 1 hot spare
        c0t2d0s2                Broken       5600 blocks
# metahs -d hsp003 c0t2d0s2

Procedureホットスペアを有効にするには

  1. スーパーユーザーになります。

  2. 次のどちらかの方法でホットスペアを「使用可能 (available)」状態に戻します。

    • Solaris 管理コンソール内の「拡張ストレージ」から「ホットスペアプール (Spare Pools)」ノードを開き、ホットスペア集合を選択します。「アクション (Action)」、「プロパティ (Properties)」の順に選択します。さらに「ホットスペア (Hot Spares)」パネルを選択します。画面の指示に従います。詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

    • 次の形式の metahs コマンドを使用します。


      # metahs -e hot-spare-slice
      
      -e

      ホットスペアを有効にすることを意味します。

      hot-spare-slice

      有効にするスライスの名前を指定します。

      詳細については、metahs(1M)のマニュアルページを参照してください。


例 17–12 ホットスペアを有効にする

この例では、metahs コマンドで、修理の完了したホットスペア /dev/dsk/c0t0d0s2 を「使用可能 (Available)」状態にします。ホットスペア集合を指定する必要はありません。


# metahs -e c0t0d0s2