Oracle Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

Solaris システム構成情報の閲覧

システム構成情報を調べるツールはいくつかあります。ツールによっては、スーパーユーザー権限が必要です。それ以外のツールは、一般ユーザーの権限で実行できます。動作中のシステム上で mdb を使うか、あるいは kmdb でブートし、カーネルデバッガですべての構造体やデータアイテムを調べることができます。

詳細は、mdb(1) または kadb(1M) のマニュアルページを参照してください。

sysdef コマンド

sysdef コマンドは、System V IPC の設定値、STREAMS チューニング可能パラメータ、プロセス資源制限、および tune 構造体と v 構造体の一部を提供します。たとえば、512M バイトの Sun Ultra 80 システム上で sysdef を実行すると、「チューニング可能パラメータ」セクションは次のように表示されます。


10387456        maximum memory allowed in buffer cache (bufhwm)
    7930        maximum number of processes (v.v_proc)
      99        maximum global priority in sys class (MAXCLSYSPRI)
    7925        maximum processes per user id (v.v_maxup)
      30        auto update time limit in seconds (NAUTOUP)
      25        page stealing low water mark (GPGSLO)
       5        fsflush run rate (FSFLUSHR)
      25        minimum resident memory for avoiding deadlock (MINARMEM)
      25        minimum swapable memory for avoiding deadlock (MINASMEM)

詳細は、sysdef(1M) のマニュアルページを参照してください。