Solaris スマートカードの管理

Procedureスマートカードの PIN を変更するには (コマンド行)

コマンド行を使用する場合は、次の手順を行います。

手順
  1. ocfserv デーモンが有効になっていることを確認します。

    次のコマンドを入力すると、サービスの状態がわかります。


    % svcs network/rpc/ocfserv
    

    注 –

    スマートカードを変更する前に、ocfserv デーモンが有効になっていることを確認する必要があります。


  2. (省略可能) 必要に応じて、スーパーユーザーでログインし、ocfserv デーモンを有効にします。


    # svcadm enable network/rpc/ocfserv
    
  3. カードリーダーにスマートカードを挿入して、次のように入力してデフォルト PIN ($$$$java) を 001234 に変更します。


    # smartcard -c init -A A000000062030400 -P '$$$$java' pin=001234

    注 –

    読み込んだアプレット ID と現在の PIN を入力する必要があります。前の例では、-A A000000062030400SolarisAuthApplet のアプレット ID (AID) を示し、PIN はデフォルトの SolarisAuthApplet の値です。入力した新しい PIN の確認プロンプトは表示されないので、新しい PIN は正しく入力するように注意してください。$$$$java や、$ などのシェルの特殊文字を含む PIN は、単一引用符 (' ') で囲みます。単一引用符で囲まれていない場合、シェルは PIN を変数として解釈しようとし、コマンドが失敗します。