Solaris スマートカードの管理

Procedure構成に関する問題を解決するには

スマートカードの重要な構成情報は /etc/smartcard/opencard.properties ファイルに格納されています。このファイルの管理が必要になることはありません。このファイルは手動で編集しないでください。ただし、スマートカードを構成するときに問題が発生した場合は、/etc/smartcard/opencard.properties の前のバージョンに戻すことができます。

手順
  1. ocfserv デーモンが有効になっていることを確認します。

    次のコマンドを入力すると、サービスの状態がわかります。


    % svcs network/rpc/ocfserv
    

    注 –

    スマートカードを変更する前に、ocfserv デーモンが有効になっていることを確認する必要があります。


  2. (省略可能) 必要に応じて、スーパーユーザーでログインし、ocfserv デーモンを有効にします。


    # svcadm enable network/rpc/ocfserv
    
  3. /etc/smartcard ディレクトリに移動します。

  4. 最初に現在のバージョンを保存します。


    # cp opencard.properties opencard.properties.bad
    
  5. 前のバージョンを現在のバージョンにコピーします。


    # cp opencard.properties.bak opencard.properties