SPARC プラットフォームでは、次の 2 つのブートオプションが新たに追加されました。
-L オプション。システム上の使用可能なすべての BE のリストを表示します。
ok boot -L |
-L オプションは、ok プロンプトから実行されます。このオプションは、システム上の使用可能な BE のリストを表示するだけです。システムをブートするには、- Z ブートオプションを使用します。
-Z オプション。boot コマンドでこのオプションを使用すると、bootfs プールプロパティーによって指定されるデフォルトのデータセット以外のブート可能データセットを指定できます。
ok boot -Z dataset |
ZFS ブートローダーを備えたデバイスで -L オプションを使用したときに表示される BE のリストは、当該システムで使用可能な menu.lst エントリを反映しています。使用可能な BE のリストのほかに、BE を選択する方法や -Z オプションを使ってシステムをブートする方法も表示されます。メニュー項目の bootfs 値によって指定されたデータセットは、ブーターによって読み込まれる後続のすべてのファイル (/etc ディレクトリに格納されているブートアーカイブや各種の構成ファイルなど) に使用されます。その後、このデータセットはルートファイルシステムとしてマウントされます。
手順については、「SPARC システムで指定した ZFS ルートファイルシステムからブートする」を参照してください。