Oracle は、インストールやアップグレードの前および実行中に収集されるサポート資格およびネットワーク接続情報を使用して、製品登録を特定のユーザーアカウントに関連付けます。サポート資格は、インストール後に regadm auth コマンドを使って指定することもできます。「名前付きサポート資格を指定してユーザーを認証する」を参照してください。サポート資格やネットワーク接続情報が指定されない場合、自動登録処理により直接 HTTP ネットワーク接続 (プロキシなし) と見なされ、登録は匿名で行われます。
サポート資格を指定してシステムを登録するには、有効な My Oracle Support アカウントまたは有効な Sun Online アカウントが必要です。サポート資格は、Oracle のサポートポータルおよび Oracle 製品登録システムで認証可能なユーザー名とパスワードで構成されます。
My Oracle Support アカウントの入手方法については、http://www.oracle.com/support/premier/myoraclesupport.html を参照してください。
Sun Online アカウントの入手方法については、https://reg.sun.com/register を参照してください。
Oracle Solaris 10 9/10 が稼働している場合、次の方法でサポート資格を指定できます。
インストールやアップグレードの前または実行中
自動インストールや自動アップグレードを (ネットワークインストールまたは Oracle Solaris JumpStart を使用して) 実行する前に、新しい auto_reg キーワードを sysidcfg ファイルに追加して、サポート資格を指定できます。同じキーワードを使用して、匿名の登録を設定したり、自動登録機能を無効にしたりできます。auto_reg キーワードを sysidcfg ファイルに追加しない場合、インストールまたはアップグレードの処理中にサポート資格を指定するよう求められます。
対話型のインストールまたはアップグレードの実行中に、サポート資格の指定が求められます。または、匿名で登録することもできます。対話型インストールまたはアップグレードの実行中に、プロキシサーバーやプロキシポートなどのネットワーク構成情報を指定することもできます。
インストールまたはアップグレードの実行中に、新しい Oracle Solaris Live Upgrade の -k コマンドオプションを使ってサポート資格とプロキシ情報を指定するか、匿名で登録できます。
インストールの前または実行中にサポート資格を指定する方法について詳しくは、『Oracle Solaris 10 9/10 インストールガイド (インストールとアップグレードの計画)』の「Oracle Solaris 自動登録」を参照してください。
インストールまたはアップグレードのあと
インストール後に、regadm コマンドを使って名前付きサポート資格を指定することにより、システムを匿名登録から完全登録に移行させることができます。regadm コマンドを使って、プロキシサーバーやプロキシポートなどのネットワーク構成情報を指定することもできます。詳細は、「名前付きサポート資格を指定してユーザーを認証する」を参照してください。