Solaris のシステム管理 (基本編)

Procedure保守状態のサービスを復元する方法

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. そのサービスに依存するプロセスのうち、停止していないものが存在しないかどうかを確認します。

    通常、サービスインスタンスが保守状態になっている場合、そのインスタンスに関連付けられたすべてのプロセスが停止しています。しかしながら、処理を進める前にそのことを確認する必要があります。次のコマンドを実行すると、特定のサービスインスタンスに関連付けられたすべてのプロセスが一覧表示されます。その際、各プロセスの PID も表示されます。


    # svcs -p FMRI
    
  3. (省略可能) 残っているプロセスをすべて強制終了します。

    svcs コマンドで表示されたすべてのプロセスに対して、この手順を繰り返します。


    # pkill -9 PID
    
  4. 必要であれば、サービスの設定を修復します。

    /var/svc/log 内の対応するサービスログファイルを開き、エラーが発生していないか確認します。

  5. サービスを復元します。


    # svcadm clear FMRI