Solaris のシステム管理 (基本編)

Procedureサービスの状態を一覧表示する方法

この手順は、実行中のサービスを表示する場合に使用できます。

  1. svcs コマンドを実行します。

    オプションを指定しないでこのコマンドを実行した場合、FMRI で指定されたサービスの状態レポートが表示されます。


    % svcs -l FMRI
    

例 19–1 rlogin サービスの状態を表示する

この例では、多くの契約を含むサービスの状態を表示しています。


% svcs -l network/login:rlogin
fmri         svc:/network/login:rlogin
enabled      true
state        online
next_state   none
restarter    svc:/network/inetd:/default
contract_id  42325 41441 40776 40348 40282 40197 39025 38381 38053\
 33697 28625 24652 23689 15352 9889 7194 6576 6360 5387 1475 3015\
 6545 6612 9302 9662 10484 16254 19850 22512 23394 25876 26113 27326\
 34284 37939 38405 38972 39200 40503 40579 41129 41194


例 19–2 sendmail サービスの状態を表示する

この例では、依存するサービスを持つサービスの状態を表示しています。


% svcs -l network/smtp:sendmail
fmri         svc:/network/smtp:sendmail
enabled      true
state        online
next_state   none
restarter    svc:/system/svc/restarter:default
contract_id  29462 
dependency   require_all/refresh file://localhost/etc/nsswitch.conf (-)
dependency   require_all/refresh file://localhost/etc/mail/sendmail.cf (-)
dependency   optional_all/none svc:/system/system-log (online)
dependency   require_all/refresh svc:/system/identity:domain (online)
dependency   require_all/refresh svc:/milestone/name-services (online)
dependency   require_all/none svc:/network/service (online)
dependency   require_all/none svc:/system/filesystem/local (online)


例 19–3 すべてのサービスの状態を表示する

次のコマンドを実行すると、システムにインストールされているすべてのサービスが一覧表示されます。その際、各サービスの状態も表示されます。このコマンドでは、有効になっているサービスだけでなく、無効になっているサービスも表示されます。


% svcs -a


例 19–4 inetd によって制御されるサービスの状態を表示する

次のコマンドを実行すると、inetd によって制御されるサービスが一覧表示されます。サービスごとに、FMRI のほかに、実行状態と有効になっているかどうかが表示されます。


% inetadm