SMF には、システムをブートするための新しい方法が用意されています。次に例を示します。
all マイルストンに関連付けられるシステム状態が追加されています。all マイルストンでは、multi-user-server マイルストン上で定義済みの依存関係を持つすべてのサービスと、定義済みの依存関係を持たないすべてのサービスが起動されます。Sun 以外の製品など、サービスを追加しても、次のコマンドを実行するまでそれらのサービスが自動的に起動されないことがあります。
ok boot -m milestone=all |
システムをブートするときに、冗長オプションを使用して詳細なメッセージを表示することができます。デフォルトでは、これらのメッセージは表示されません。冗長モードでブートするには、次のコマンドを使用します。
ok boot -mverbose |
none マイルストンに関連付けられた新しいシステム状態が存在します。このマイルストンを使ってシステムをブートすると、init、svc.startd、 および svc.configd だけが起動されます。この状態は、ブートに関する問題のデバッグを行う際、非常に役立つ場合があります。特に、サービスが一切起動されないため、SMF サービスの設定に関する問題のデバッグがより単純になります。none マイルストンの使用手順については、「どのサービスも起動しないでブートする方法」を参照してください。