この手順では、カーネルデバッガ ( kmdb) を読み込むための基本的な操作を示します。デフォルトでは、savecore 機能を使用できます。カーネルデバッガの使用方法の詳細については、『Solaris モジューラデバッガ』を参照してください。
システムをブートします。
システムがブートすると、GRUB メニューが表示されます。
GRUB メニューが表示されたら、e と入力して GRUB 編集メニューにアクセスします。
矢印キーを使用して、kernel$ 行を選択します。
矢印キーを使用できない場合は、^ キーを使って上方へスクロールしたり、v キーを使って下方へスクロールしたりします。
e と入力して、その行を編集します。
ブートエントリメニューが表示されます。このメニューで、kernel$ 行の末尾に追加のブート引数を指定して、ブート動作を変更できます。
行の終わりに -k と入力します。
Enter キーを押して、GRUB メインメニューに戻ります。
カーネルデバッガが使用可能な状態でシステムをブートするために、b と入力します。
カーネルデバッガにアクセスします。
デバッガにアクセスするための方法は、システムへのアクセスに使用するコンソールのタイプによって異なります。
ローカル接続されているキーボードを使用している場合は、F1–A を押します。
シリアルコンソールを使用している場合は、そのシリアルコンソールタイプに適した方法で ブレークを送信します。
カーネルデバッガに初めてアクセスした場合、ウェルカムメッセージが表示されます。
次の例は、64 ビット対応 x86 システムをカーネルデバッガが使用可能な状態で手動でブートする方法を示しています。
kernel$ /platform/i86pc/multiboot kernel/amd64/unix -k -B $ZFS-BOOTFS |
次の例は、64 ビット対応 x86 システムをカーネルデバッガ使用可能な状態で 32 ビットモードでブートする方法を示しています。
kernel$ /platform/i86pc/multiboot kernel/unix -k -B $ZFS-BOOTFS |