Solaris 10 11/06: Java Web Console サービスは、サービス管理機能 (SMF) を介して管理されます。コンソールサービスの起動、停止、有効化、および無効化は、SMF のコマンドまたは smcwebserver スクリプトを使用して行うことができます。SMF でコンソールに使用される FMRI は system/webconsole:console です。
この手順では、サーバーを一時的に起動します。サーバーがシステムのブート時に起動しないよう無効にされていた場合、サーバーは無効のままになります。サーバーが有効にされていた場合、サーバーは有効のままになります。
Solaris 10 11/06 リリース以降では、サーバーが無効の状態で稼働している場合、その時点の enabled の状態は true (temporary) と表示されます。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
有効状態を変更せずに、サーバーをすぐに起動します。
# smcwebserver start |
この手順では、システムの起動時に実行されるようコンソールサービスを有効にします。現在のセッションではコンソールは起動されません。
Solaris 10 11/06 リリース以降では、この手順によって SMF で general/enabled プロパティーが true に設定されるため、システムのブート時にサーバーが起動されます。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
システムのブート時に起動されるようサーバーを有効にします。
# smcwebserver enable |
Solaris 10 11/06: また、サーバーをすぐに起動するとともに、システムのブート時に起動するようサーバーを有効にするには、次のコマンドを使用します。
# svcadm enable system/webconsole:console |
Solaris 10 11/06 リリースを実行している場合には、smcwebserver コマンドを使ってコンソールを有効にすることはできません。svcadm コマンドを使用する必要があります。
この手順では、サーバーを一時的に停止します。サーバーがシステムのブート時に起動しないよう無効にされていた場合、サーバーは無効のままになります。サーバーが有効にされていた場合、サーバーは有効のままになります。
Solaris 10 11/06 リリース以降では、サーバーが有効の状態で停止している場合、その時点の enabled の状態は false (temporary) と表示されます。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
有効状態を変更せずに、サーバーをすぐに停止します。
# smcwebserver stop |
無効にされている場合、コンソールサーバーはシステムのブート時に起動しません。
Solaris 10 11/06 リリース以降では、この手順によって SMF でコンソールの general/enabled プロパティーが false に設定されるため、システムのブート時にコンソールサーバーは起動しません。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
システムのブート時に起動しないようサーバーを無効にします。
# smcwebserver disable |
Solaris 10 11/06: また、サーバーをすぐに停止するとともに、システムのブート時に起動しないようサーバーを無効にするには、次のコマンドを使用します。
# svcadm disable system/webconsole:console |
Solaris 10 11/06 リリースを実行している場合には、smcwebserver コマンドを使ってコンソールを無効にすることはできません。svcadm コマンドを使用する必要があります。