サービスタグレジストリ内の製品を My Oracle Support に登録するには、regadm register コマンドを使用します。登録は、現在の認証資格を使って行われます。資格を指定しない場合、匿名の My Oracle Support アカウントを使って匿名で登録が行われます。
「登録前に実行する必要のあるタスク」で前提条件を必ず確認してください。
次の情報も考慮してください。
以前に匿名でシステムを登録し、今回は名前付きサポート資格を指定して登録する場合は、regadm auth コマンドを使ってこれらの資格を認証する必要があります。認証プロセスは、登録前に実行する必要のある別個のタスクです。手順については、「名前付きサポート資格を指定してユーザーを認証する方法」を参照してください。
以前に名前付きサポート資格を指定してシステムを登録し、今回は匿名で登録する場合は、登録前に現在の自動登録構成を消去する必要があります。手順については、「現在の自動登録構成を消去する方法」を参照してください。
clear サブコマンドにより、以前に構成されたネットワーク接続情報を含む、すべての構成済みプロパティーが消去されます。
以前に直接ネットワーク接続を使ってシステムを登録し、今回は HTTP プロキシおよびポート情報を指定する場合は、登録前に regadm set コマンドを使ってこれらのプロパティーを構成する必要があります。手順については、「HTTP プロキシとポートを設定する方法」を参照してください。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
現在の自動登録構成をリスト表示します。
# regadm list |
regadm list コマンドの出力に構成済みの自動登録プロパティー (ユーザー名) が一切表示されない場合、匿名で登録が行われます。それ以外の場合、登録は表示されたユーザー名に関連付けられます。システムを匿名で登録しているが、サポート資格を指定したい場合は、操作を続行する前に「名前付きサポート資格を指定してユーザーを認証する方法」を参照してください。
regadm list コマンドの出力に HTTP プロキシやポートの情報が一切表示されない場合は、直接ネットワーク接続を使って登録が行われます。それ以外の場合、既存の HTTP プロパティー設定が使用されます。ネットワーク接続の自動登録プロパティーを再構成する必要がある場合は、操作を続行する前に「HTTP プロキシとポートを設定する方法」を参照してください。
システムを登録します。
# regadm register |
regadm register コマンドの出力は、システムでの自動登録機能の構成方法によって異なります。
次の例は、登録前に名前付きサポート資格が構成されていないシステムでの匿名登録を示しています。この登録では、直接ネットワーク接続が使用されています。
# regadm list My Oracle Support username <not configured> HTTP Proxy <not configured> HTTP proxy port <not configured> HTTP proxy user <not configured> HTTP proxy password <not configured> # regadm register Registered Solaris 10 Operating System Registration Successful |
次の例は、登録前にサポート資格および HTTP プロキシとポート情報が構成されているシステムでの登録を示しています。
# regadm list My Oracle Support username user@example.com HTTP Proxy webproxy.example.com HTTP proxy port 8080 HTTP proxy user <not configured> HTTP proxy password <not configured> # regadm register Registering with My Oracle Support using username user@example.com Registered Solaris 10 Operating System Registration successful |