スーパーユーザーになるか役割を引き受ける場合は、次のいずれかの方法を使用します。各方法では、スーパーユーザーのパスワードまたは役割のパスワードを知っている必要があります。
次のいずれかの方法でスーパーユーザーになります。
ユーザーとしてログインしたあとで管理ツールを利用する方法。
この方法では、コンソールから任意の管理作業を実行できます。
Solaris 管理コンソールの起動方法については、「ネームサービス環境で Solaris 管理コンソールを起動する方法」を参照してください。
システムコンソールでスーパーユーザーとしてログインする方法。
hostname console: root Password: root-password # |
ポンド記号 (#) は、シェルにおける、スーパーユーザーアカウント用のプロンプトです。
この方法では、すべてのシステムコマンドとツールに完全にアクセスできます。
ユーザーとしてログインし、コマンド行で su コマンドを実行してスーパーユーザーアカウントに変更する方法。
% su Password: root-password # |
この方法では、すべてのシステムコマンドとツールに完全にアクセスできます。
スーパーユーザーとしてリモートでログインする方法。
この方法は、デフォルトでは使用できません。システムコンソールのスーパーユーザーとしてリモートログインするには、/etc/default/login ファイルを変更する必要があります。このファイルの変更方法については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の第 3 章「システムアクセスの制御 (作業)」を参照してください。
この方法では、すべてのシステムコマンドとツールに完全にアクセスできます。
役割になります。
次のいずれかの方法を選択します。
ユーザーとしてログインし、コマンド行で su コマンドを実行して役割に変更する方法。
% su role Password: role-password $ |
この方法では、設定した役割がアクセスできるすべてのコマンドとツールを使用できます。
ユーザーとしてログインしたあとで管理ツールを利用する方法。
Solaris 管理コンソールの起動方法については、「スーパーユーザーまたは役割としてコンソールを起動する方法」を参照してください。
この方法では、引き受けた役割がアクセスできるすべての Solaris 管理ツールを使用できます。