Solaris のシステム管理 (上級編)

Procedurettymon コンソールの端末でボーレート速度を設定する方法

次の手順では、ttymon コンソールの端末でボーレート速度を設定する方法を示します。x86 ベースのシステムでのコンソール速度のサポートは、特定のプラットフォームに依存します。

SPARC ベースのシステムには、次のコンソール速度がサポートされています。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. システムタイプに適したボーレート速度を設定するには eeprom コマンドを使用します。


    # eeprom ttya-mode=baud-rate,8,n,1,-
    

    たとえば、x86 ベースのシステムのコンソールのボーレート速度を 38400 に変更するには、次のように入力します。


    # eeprom ttya-mode=38400,8,n,1,-
    
  3. /etc/ttydefs ファイルのコンソール行を次のように変更します。


    console baud-rate hupcl opost onlcr:baud-rate::console
  4. システムのタイプに合わせて、次の追加変更を行います。

    これらの変更はプラットフォームに依存することに注意してください。

    • SPARC ベースのシステム: /kernel/drv/options.conf ファイルでボーレート速度を変更します。

      ボーレートを 9600 に変更するには、次のコマンドを使用します。


      # 9600             :bd:
      ttymodes="2502:1805:bd:8a3b:3:1c:7f:15:4:0:0:0:11:13:1a:19:12:f:17:16";
      

      ボーレート速度を 19200 に変更するには、次のコマンドを使用します。


      # 19200            :be:
      ttymodes="2502:1805:be:8a3b:3:1c:7f:15:4:0:0:0:11:13:1a:19:12:f:17:16";
      

      ボーレート速度を 38400 に変更するには、次のコマンドを使用します。


      # 38400            :bf:
      ttymodes="2502:1805:bf:8a3b:3:1c:7f:15:4:0:0:0:11:13:1a:19:12:f:17:16";
      
    • x86 ベースのシステム: BIOS のシリアル切り替えが有効である場合にコンソール速度を変更します。コンソール速度を変更する方法は、プラットフォームに依存します。