Solaris のシステム管理 (上級編)

SPARC: コンソールの $TERM 値の設定方法の変更

Solaris 10 8/07: $TERM 値は現在、動的に派生し、コンソールが使用する端末エミュレータに依存しています。x86 ベースのシステムでは、カーネルの端末エミュレータが常に使用されるため、$TERM 値は sun-color です。

SPARC ベースのシステムでは、$TERM 値は次のとおりです。

sun-color

システムでカーネルの端末エミュレータが使用される場合は、$TERM にこの値が使用されます。

sun

システムで PROM の端末エミュレータが使用される場合は、$TERM にこの値が使用されます。

この変更は、端末タイプをシリアルポートに設定する方法には影響しません。 $TERM 値を変更するには、次の例に示すように、引き続き svccfg コマンドを使用することができます。


# svccfg
svc:> select system/console-login
svc:/system/console-login> setprop ttymon/terminal_type = "xterm"
svc:/system/console-login> exit