Solaris のシステム管理 (上級編)

Procedurettymon ポートモニターの状態を表示する方法

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. ttymon ポートモニターの状態を表示します。


    # sacadm -l -p mbmon
    
    -l

    ポートモニター状態表示用のフラグを指定します。

    -p

    mbmon をポートモニタータグとして指定します。


例 3–1 ttymon ポートモニターの状態を表示する

この例では、mbmon と呼ばれるポートモニターを表示する方法を示します。


# sacadm -l -p mbmon
PMTAG  PMTYPE  FLGS RCNT STATUS    COMMAND
mbmon  ttymon  -    0    STARTING  /usr/lib/saf/ttymon #TTY Ports a & b
PMTAG

ポートモニター名が mbmon であることを示します。

PMTYPE

ポートモニターのタイプが ttymon であることを示します。

FLGS

次のフラグが設定されているかどうかを示します。

d

新しいポートモニターを有効にしません。

x

新しいポートモニターを起動しません。

ダッシュ (-)

フラグを設定しません。

RCNT

戻りカウント値を示します。0 の戻りカウントは、ポートモニターが失敗した場合でも再起動しないことを示します。

STATUS

ポートモニターの現在の状態を示します。

COMMAND

ポートモニターを起動するコマンドを示します。

#TTY Ports a & b

ポートモニターを説明するコメントを示します。