Solaris のシステム管理 (上級編)

Procedureファイルシステムの UFS 割り当て制限をチェックする方法

repquota コマンドを使用して、1 つ以上のファイルシステム上のすべてのユーザーの UFS 割り当て制限とディスク使用量を表示します。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. ディスクがまったく使用されていなくても、1 つまたは複数のファイルシステムのすべての UFS 割り当て制限を表示します。


    # repquota [-v]  -a filesystem
    
    -v

    資源を消費していないユーザーも含めて、すべてのユーザーの UFS ディスク割り当て制限を報告します。

    -a

    すべてのファイルシステムについて報告します。

    filesystem

    指定したファイルシステムについて報告します。


例 7–7 ファイルシステム上の UFS 割り当て制限をチェックする

次の例は、割り当て制限が 1 つのファイルシステム (/export/home) だけに対して有効なシステムでの repquota コマンドからの出力を示しています。


# repquota -va
/dev/dsk/c0t3d0s7 (/export/home):
                  Block limits              File limits
User      used   soft   hard  timeleft  used  soft   hard  timeleft
#301  --            0      1   2.0 days         0      2      3  
#341  --    57     50     60   7.0 days  2      90    100  
Block limits

定義

used

現在のブロック使用数です。

soft

弱いブロック制限値です。

hard

強いブロック制限値です。

timeleft

ディスク割り当て制限タイマーの残り時間 (日単位) です。

File limits

ファイル制限値の定義です。

used

現在の i ノード使用数です。

soft

弱い i ノード制限値です。

hard

強い i ノード制限値です。

timeleft

ディスク割り当て制限タイマーの残り時間 (日単位) です。