Solaris のシステム管理 (上級編)

Procedureその日のメッセージを設定する方法

その日のメッセージファイル /etc/motd を編集して、システムの全ユーザーに対して、ログイン時に通知または問い合わせる内容を書き込みます。ただし、この機能を使用するときは、必要なメッセージだけを送るようにします。メッセージファイルは定期的に編集して、不用になったメッセージを削除することをお勧めします。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. エディタを使って /etc/motd ファイルを開き、必要なメッセージを追加します。

    テキストを編集して、ユーザーのログイン時に表示されるメッセージを記述します。スペース、タブ、リターンも含めます。

  3. /etc/motd ファイルの内容を表示して、変更内容を確認します。


    $ cat /etc/motd
    Welcome to the UNIX Universe. Have a nice day.

例 5–11 その日のメッセージを設定する

Oracle Solaris ソフトウェアのインストール時に設定されるデフォルトのその日のメッセージには、バージョン情報が含まれています。


$ cat /etc/motd
Sun Microsystems Inc.   SunOS 5.10       Generic  May 2004

次の例は、編集後の /etc/motd ファイルの内容を示します。このファイルは、ログインする各ユーザーに対してシステムの利用度に関する情報を提供します。


$ cat /etc/motd
The system will be down from 7:00 a.m to 2:00 p.m. on
Saturday, July 7, for upgrades and maintenance.
Do not try to access the system during those hours.
Thank you.