Solaris のシステム管理 (IP サービス)

バックツーバックリンク集積

バックツーバックリンク集積のトポロジには、次の図に示すように、相互に直接ケーブル接続された 2 台の別個のシステムが含まれます。これらのシステムでは並列集積が実行されます。

図 6–5 基本的なバックツーバック集積のトポロジ

この図については、次の本文中で説明しています。

この図では、システム A 上のデバイス bge0 が、システム B 上の bge0 に直接リンクされ、ほかのデバイスも同様にリンクされています。この方法では、システム A とシステム B は、冗長性と高可用性を提供し、さらに両方のシステム間での高速通信をサポートできます。各システムではさらに、ローカルネットワーク内のトラフィックフロー用の ce0 インタフェースも構成されています。

バックツーバックリンク集積のもっとも一般的なアプリケーションはミラー化されたデータベースサーバーです。両方のサーバーを同時に更新する必要があるため、大きな帯域幅、高速のトラフィックフロー、および信頼性が必要になります。バックツーバックリンク集積のもっとも一般的な使用場所としてデータセンターがあります。