Solaris のシステム管理 (IP サービス)

6to4 ルーターの既知の問題

6to4 構成には、次の問題が影響することが判明しています。

6to4 サイトにおける静的なルートの実装 (バグ ID 4709338)

6to4 境界ルーターが設置された 6to4 サイトでは、次の問題が発生します。6to4 擬似インタフェースを設定する場合に 6to4 ルーターの経路制御テーブルに静的ルート 2002::/16 が自動的に追加されます。バグ 4709338 は、この静的ルートが 6to4 サイトに通知されることを防ぐ Oracle Solaris RIPng 経路制御プロトコルにおける制限について説明しています。

バグ 4709338 に対しては、次に示す回避策のどちらかを適用できます。

同じ発信元アドレスによるトンネルの設定 (バグ ID 4152864)

バグ ID 4152864 は、同じトンネル発信元アドレスを使用して 2 つのトンネルが設定される場合に発生する問題について説明しています。これは、6to4 トンネルの重大な問題です。


注意 – 注意 –

同じトンネル発信元アドレスを使用して 6to4 トンネルと自動トンネル ( atun) を設定することは避けてください。自動トンネルと atun コマンドについては、tun(7M) のマニュアルページを参照してください。