Solaris のシステム管理 (IP サービス)

ProcedureDHCP オプションの属性を変更する方法 (dhtadm)

  1. スーパーユーザーになるか、DHCP 管理プロファイルに割り当てられている役割またはユーザー名になります。

    DHCP 管理プロファイルの詳細については、「DHCP コマンドへのユーザーアクセスの設定」を参照してください。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. 次の書式のコマンドを入力してオプションを変更します。


    # dhtadm -M -s option-name -d 'category,code,data-type,granularity,maximum' -g
    
    option-name

    変更するオプションの名前を指定します。

    category

    SiteExtend、または Vendor=list-of-classes のうちの 1 つです。list-of-classes は、オプションが適用されるベンダークライアントクラスを空白文字で区切ったものです。たとえば、SUNW.Sun-Blade-100 SUNW.Ultra-80 SUNWi86pc

    code

    このオプションカテゴリに適した 1 つの数値を指定します。表 15–5 の説明を参照してください。

    data-type

    このオプションで渡されるデータのタイプを示すキーワードを指定します。表 15–5 の説明を参照してください。

    granularity

    負ではない 1 桁の数です。表 15–5 の説明を参照してください。

    maximum

    負ではない 1 桁の数です。表 15–5 の説明を参照してください。

    変更する属性だけでなく、DHCP オプション属性すべてを -d スイッチで指定する必要があります。


例 15–4 dhtadm による DHCP オプションの変更

次のコマンドでは、NewOpt というオプションを変更します。このオプションは Site カテゴリのオプションです。このオプションのコードは 135 です。このオプションの値には、1 つの 8 ビット無符号整数が設定できます。

# dhtadm -M -s NewOpt -d 'Site,135,UNUMBER8,1,1' 

次のコマンドでは、Vendor カテゴリに属する NewServ というオプションを変更します。その結果、このオプションは、マシンタイプが SUNW,Sun-Blade-100 または SUNW,i86pc であるクライアントに適用されます。このオプションのコードは 200 です。このオプションの値には、1 つの IP アドレスが設定できます。

# dhtadm -M -s NewServ -d 'Vendor=SUNW.Sun-Blade-100 \ SUNW.i86pc,200,IP,1,1' -g