Solaris のシステム管理 (IP サービス)

一般的な IPMP インタフェースの構成

「IPMP アドレス指定」のとおり、IPMP グループ内のインタフェースは、インタフェースの構成によって、通常のデータトラフィックと検査信号トラフィックを処理します。ifconfig コマンドの IPMP オプションを使用して、構成を行います。

アクティブなインタフェース」とは、データトラフィックと検査信号トラフィックの両方を転送する物理インタフェースです。「複数のインタフェースを持つ IPMP グループを構成する方法」または 「単一インタフェースの IPMP グループを構成する方法」のどちらかのタスクを実行すると、インタフェースが「アクティブ」として構成されます。

次に IPMP 構成の一般的な種類を 2 つ示します。

アクティブ-アクティブ構成

両方のインタフェースが「アクティブ」である 2 つのインタフェースを持つ IPMP グループです。つまり、検査信号とデータの両方のトラフィックが送信されている可能性があります。

アクティブ-待機構成

一方のインタフェースが「待機」として構成されている、2 つのインタフェースを持つ IPMP グループです。

インタフェースのステータスチェック

インタフェースのステータスは、ifconfig インタフェース コマンドを発行してチェックできます。ifconfig ステータスレポートの一般的な情報については、特定のインタフェースに関する情報を入手する方法を参照してください。

たとえば、ifconfig コマンドを使用して、待機インタフェースのステータスを取得できます。待機インタフェースがデータアドレスのホストになっていない場合は、そのインタフェースのステータスには INACTIVE フラグが付いています。このフラグは、ifconfig の出力の インタフェースのステータス行で見ることができます。