Solaris のシステム管理 (IP サービス)

Procedure集積を変更する方法

この手順では、集積の定義に次の変更を加える方法を示します。

  1. Primary Administrator 役割を引き受けるか、スーパーユーザーになります。

    Primary Administrator 役割には、Primary Administrator プロファイルが含まれます。役割を作成してユーザーに役割を割り当てるには、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 2 章「Solaris 管理コンソールの操作 (手順)」を参照してください。

  2. 集積のポリシーを変更します。


    # dladm modify-aggr -Ppolicy key   
    
    policy

    「ポリシーと負荷分散」で説明されているように 1 つ以上のポリシー L2、L3、および L4 を表します。

    key

    集積を識別する番号です。最小のキー番号は 1 です。0 はキーには使用できません。

  3. 集積内のデバイスが接続されているスイッチ上で LACP が実行されている場合は、LACP をサポートするように集積を変更します。

    スイッチ上で受動モードで LACP が実行されている場合は、集積用にアクティブモードに構成したことを確認してください。


    # dladm modify-aggr -l LACP mode -t timer-value key
    
    -l LACP mode

    集積が実行される LACP モードを示します。値は、activepassive、および off です。

    -t timer-value

    LACP タイマー値を示します。値は、short または long です。

    key

    集積を識別する番号です。最小のキー番号は 1 です。0 はキーには使用できません。


例 6–5 リンク集積の変更

この例は、集積 aggr1 のポリシーを L2 に変更し、LACP モードをアクティブにする方法を示しています。


# dladm modify-aggr -P L2 1
# dladm modify-aggr -l active -t short 1
# dladm show-aggr
key: 1 (0x0001) policy: L2      address: 0:3:ba:7:84:5e (auto)
device   address           speed         duplex  link    state
bge0     0:3:ba:7:b5:a7    1000  Mbps    full    up      attached
bge1     0:3:ba:8:22:3b    0     Mbps    unknown down    standby