インタフェース上に VLAN を構成する場合と同じ方法で、リンク集積上に VLAN を作成することもできます。VLAN については、「仮想ローカルエリアネットワークの管理」を参照してください。ここでは、VLAN とリンク集積の構成について説明します。
まず、有効な IP アドレスを使用してリンク集積を構成します。集積の key の値を書き留めます。この値は、集積上に VLAN を作成する際に必要になります。リンク集積を作成する場合は、「リンク集積を作成する方法」を参照してください。
リンク集積がすでに作成されている場合は、その集積の鍵を取得します。
# dladm show-aggr |
リンク集積上に VLAN を作成します。
# ifconfig aggrVIDkey plumb |
次に、各引数について説明します。
VLAN の ID
VLAN を作成するリンク集積の鍵。鍵は 3 桁の形式でなければいけません。たとえば、集積の鍵が 1 の場合、VLAN の名前に含まれる鍵の番号は 001 となります。
手順 2 を繰り返して、集積上にほかの VLAN も作成します。
有効な IP アドレスを使用して VLAN を構成します。
持続的な VLAN 構成を作成するには、対応する /etc/hostname.VLAN 構成ファイルに IP アドレス情報を追加します。
この例では、リンク集積上に 2 つの VLAN を構成します。dladm show-aggr コマンドの出力で、リンク集積の鍵は 1 であることが示されています。VLAN には VID 193 と 194 がそれぞれ割り当てられます。
# dladm show-aggr key: 1 (0x0001) policy: L4 address: 0:3:ba:7:84:5e (auto) device address speed duplex link state bge0 0:3:ba:7:b5:a7 1000 Mbps full up attached bge1 0:3:ba:8:22:3b 0 Mbps unknown down standby # ifconfig aggr193001 plumb # ifconfig aggr193001 192.168.10.5/24 up # ifconfig aggr194001 plumb # ifconfig aggr194001 192.168.10.25/24 up # vi /etc/hostname.aggr193001 192.168.10.5/24 # vi /etc/hostname.aggr194001 192.168.10.25/24 |