Solaris のシステム管理 (IP サービス)

ProcedureSun Crypto Accelerator 1000 ボードを検出するように IKE を設定する方法

始める前に

次の手順では、Sun Crypto Accelerator 1000 ボードがシステムに接続されていると仮定します。さらに、ボードに必要なソフトウェアがすでにインストールされ、構成されているものとします。手順については、『Sun Crypto Accelerator 1000 Board Version 2.0 Installation and User’s Guide 』を参照してください。

  1. システムコンソール上で、Primary Administrator の役割を引き受けるか、スーパーユーザーになります。

    Primary Administrator 役割には、Primary Administrator プロファイルが含まれます。役割を作成してユーザーに役割を割り当てるには、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 2 章「Solaris 管理コンソールの操作 (手順)」を参照してください。


    注 –

    リモートログインすると、セキュリティー上重要なトラフィックが盗聴される恐れがあります。何らかの方法でリモートログインを保護していても、システムのセキュリティーがリモートログインセッションレベルに低下します。セキュリティー保護されたリモートログインには、ssh コマンドを使用してください。


  2. PKCS #11 ライブラリがリンクされていることを確認します。

    PKCS #11 ライブラリがリンクされていることを確認するには、次のコマンドを実行します。


    # ikeadm get stats
    Phase 1 SA counts:
    Current:   initiator:          0   responder:          0
    Total:     initiator:          0   responder:          0
    Attempted: initiator:          0   responder:          0
    Failed:    initiator:          0   responder:          0
               initiator fails include 0 time-out(s)
    PKCS#11 library linked in from /usr/lib/libpkcs11.so
    # 
  3. Solaris 10 1/06: このリリース以降では、ソフトトークンキーストアにキーを格納できます。

    Solaris 暗号化フレームワークが提供するキーストアについては、cryptoadm(1M) のマニュアルページを参照してください。キーストアを使用する例については、Example 23–12 を参照してください。