インストールサーバーやブートサーバーの設定方法については、『Oracle Solaris 10 9/10 インストールガイド (基本編)』を参照してください。
Primary Administrator 役割を引き受けるか、スーパーユーザーになります。
Primary Administrator 役割には、Primary Administrator プロファイルが含まれます。役割を作成してユーザーに役割を割り当てるには、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 2 章「Solaris 管理コンソールの操作 (手順)」を参照してください。
ネットワーク構成サーバーとなるサーバーの root (/) ディレクトリに移ります。
/tftpboot ディレクトリを作成することによって、in.tftpd デーモンをオンに設定します。
# mkdir /tftpboot |
このコマンドにより、システムは、TFTP、bootparams、RARP のサーバーに構成されます。
手順 2 で作成したディレクトリに対するシンボリックリンクを作成します。
# ln -s /tftpboot/. /tftpboot/tftpboot |
/etc/inetd.conf ファイルの tftp 行を有効にします。
エントリが次のようになっているか確認します。
tftp dgram udp6 wait root /usr/sbin/in.tftpd in.tftpd -s /tftpboot |
これによって、in.tftpd は、/tftpboot にあるファイルだけから読み取られます。
hosts データベースを編集します。
ネットワーク上のすべてのクライアントのホスト名と IP アドレスを追加します。
ethers データベースを編集します。
ネットワーククライアントモードで実行するネットワーク上のすべてのホストについてエントリを作成します。
bootparams データベースを編集します。
詳細は、「bootparams データベース」を参照してください。ワイルドカードエントリを作成するか、またはネットワーククライアントモードで実行するすべてのホストについてエントリを作成します。
/etc/inetd.conf エントリをサービス管理機能 (SMF) のサービスマニフェストに変換し、それによって得られるサービスを使用可能にします。
# /usr/sbin/inetconv |
in.tftpd が正しく動作しているか確認します。
# svcs network/tftp/udp6 |
次のような出力が表示されます。
STATE STIME FMRI online 18:22:21 svc:/network/tftp/udp6:default |
in.tftpd デーモンはサービス管理機能によって管理されます。in.tftpd に対する管理アクション (有効化、無効化、再起動など) を実行するには、svcadm コマンドを使用します。このサービスを起動したり、再起動したりする責任は inetd に委譲されています。in.tftpd の構成を変更したり、構成情報を表示したりするには、inetadm コマンドを使用します。このサービスのステータスを照会するには、svcs コマンドを使用します。サービス管理機能の概要については、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 18 章「サービスの管理 (概要)」を参照してください。