ファイアウォールを越えてファイルシステムにアクセスするには、次の手順を実行します。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
次のコマンドを使用して、ファイルシステムを手動でマウントします。
# mount -F nfs bee:/export/share/local /mnt |
この例では、/export/share/local というファイルシステムは、公開ファイルハンドルを使ってローカルクライアントにマウントしています。標準のパス名の代わりに、NFS URL を使用することができます。ただし bee サーバーで公開ファイルハンドルがサポートされていないと、マウント操作は失敗します。
この手順では、NFS サーバーのファイルシステムを public オプションで共有する必要があります。また、クライアントとサーバー間のファイアウォールでは、ポート 2049 で TCP 接続できるようにする必要があります。Solaris 2.6 以降のリリースでは、共有しているすべてのファイルシステムに、公開ファイルハンドルでアクセスできます。そのため、デフォルトでは、public オプションが適用されています。