Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)

マップの管理作業

次の表は、autofs マップの管理時に認識しておく必要のある事項について示しています。選択したマップのタイプおよびネームサービスにより、autofs マップへの変更を行うために使用する必要があるメカニズムが異なります。

次の表に、マップのタイプとその使用方法を示します。

表 5–6 autofs マップのタイプとその使用方法

マップのタイプ 

用途 

マスター

ディレクトリをマップに関連付けます 

直接

autofs を特定のファイルシステム向けにします 

間接

autofs をリファレンス指向のファイルシステム向けにします 

次の表では、使用しているネームサービスごとの、autofs 環境の変更方法を示しています。

表 5–7 マップの保守

ネームサービス 

メソッド 

ローカルファイル 

テキストエディタ

NIS 

make ファイル

NIS+ 

nistbladm

次の表に、マップのタイプに対して行なった修正に応じた automount コマンドの実行について示します。たとえば、直接 (direct) マップに対する追加または削除を行なった場合、ローカルシステム上で automount コマンドを実行する必要があります。automount コマンドを実行すると、変更が反映されます。ただし、既存のエントリを修正した場合は、変更を反映するために automount コマンドを実行する必要はありません。

表 5–8 automount コマンドを実行する場合

マップのタイプ 

automount を再実行するか否か

 

 

追加または削除 

修正 

auto_master

Y

Y

direct

Y

N

indirect

N

N