次に、nfsmapid デーモンが /etc/nsswitch.conf ファイルと /etc/resolv.conf ファイルをどのように使用するかについて説明します。
nfsmapid は、標準の C ライブラリ関数を使用して、バックエンドネームサービスにパスワードおよびグループ情報を要求します。これらのネームサービスは、/etc/nsswitch.conf ファイルの設定によって制御されます。nsswitch.conf ファイルになんらかの変更を加えた場合には、nfsmapid 処理に影響があります。nsswitch.conf ファイルの詳細は、nsswitch.conf(4) のマニュアルページを参照してください。
NFS version 4 クライアントがさまざまなドメインのファイルシステムを確実にマウントできるように、nfsmapid は DNS TXT リソースレコード (RR) _nfsv4idmapdomain の設定に依存しています。_nfsv4idmapdomain リソースレコードの設定の詳細については、「nfsmapid と DNS TXT レコード」を参照してください。また、次の点にも注意してください。
DNS TXT RR は、必要なドメイン情報を使って、DNS サーバー上で明示的に設定するようにしてください。
/etc/resolv.conf ファイルは、resolver が DNS サーバーを見つけてクライアントとサーバーの NFS version 4 ドメインの TXT レコードを検索できるように、必要なパラメータを使って設定するようにしてください。
詳細については、次を参照してください。