次の手順に従って、net.slp.multicastTTL プロパティーを設定し直します。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
ホスト上の slpd とすべての SLP 動作を停止します。
# svcadm disable network/slp |
slpd.conf ファイル内の net.slp.multicastTTL プロパティーを変更します。
net.slp.multicastTTL=value |
マルチキャスト TTL を定義する 255 以下の正の整数
TTL 値を減らしてマルチキャストの伝達範囲を縮小することができます。TTL の値が 1 の場合、パケットはそのサブネットに限定されます。TTL の値が 32 の場合は、パケットはそのサイトに限定されます。「サイト」は、マルチキャスト TTL について記述されている RFC 1075 では定義されていません。32 以上の値は、インターネット上の論理的な経路を指すので使用しないでください。32 未満の値は、各ルーターが TTL で正しく構成されていれば、マルチキャストをアクセス可能なサブネットのセットに限定するために使用できます。
変更を保存し、ファイルを閉じます。
変更を反映するには、slpd を再起動します。
# svcadm enable network/slp |