Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)

ProcedureNIS+ mail_aliases テーブルの内容を表示する方法

テーブルの全内容を表示するには、次の手順に従います。

  1. テーブルを所有する NIS+ グループのメンバーになるか、メールサーバーのスーパーユーザーになるか、同等の役割になります。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. 別名のアルファベット順に全エントリを表示します。


    # aliasadm -1
    

    詳細は、aliasadm(1M) のマニュアルページを参照してください。


例 13–3 NIS+ mail_aliases テーブルの個々のエントリを表示する

また、aliasadm コマンドを使用して、個々のエントリを表示することもできます。この手順の最初の手順が完了したら、次のように入力します。


# aliasadm -m ignatz
ignatz: ignatz@saturn # Alias for Iggy Ignatz

このコマンドは、完全に一致する別名のみ表示し、部分的に一致するエントリは表示しません。aliasadm -m オプションでは、メタキャラクタ (*? など) は使用できません。



例 13–4 NIS+ mail_aliases テーブル内の部分一致エントリを表示する

また、aliasadm コマンドを使用して、部分一致エントリを表示することもできます。この手順の最初の手順が完了したら、次のように入力します。


# aliasadm -l | grep partial-string

partial-string は、検索に使用する文字列で置き換えます。